広島県は自然あふれる景観が印象的ですが、原爆ドームや広島平和記念資料館をはじめとした建築物に目を引かれる人も多いのではないでしょうか。
県内には国内外で活躍する建築家も多く、建築設計を通した創造的な地域活動が盛んに行われています。その中でも、最近スタートした「魅力ある建築物創造事業」という取り組みが話題を集めています。
広島県が独自に取り組む「魅力ある建築物創造事業」って?
平成25年度から広島県で行われている「魅力ある建築物創造事業」。優れた建築物や建築家・技術者を守り、次世代につながる活動促進や支援を目的に始まりました。公共建築物の設計者を公募するプロポーザル方式を採用したり、広島の魅力を建築を通じて発信する参加型イベントなどを行っています。県民に地域への関心を持ってもらうことで、より豊かなまちづくりを目指しているんですよ。
今回は、その中でも学生を主役にしたチャレンジコンペに注目したいと思います。
学生のアイデアが建築物に!人材育成につながるチャレンジコンペとは?
このチャレンジコンペは、建築学生から小規模公共建築物の建築設計を募集する新しい取り組みです。毎年違ったテーマが設定され、最優秀作品に選ばれたアイデアが実際に建築されます。建築を学んでいる学生であれば、県内外問わず誰でも参加できますよ。
この事業の大きな魅力は、学生自身が工事監理にも携われることです。専門家や技術者とともに建築設計の現場で活動できる貴重な機会であり、新たな人材育成の場として注目されています。
建築設計と学生の力を掛け合わせ、広島の魅力を引き出す
広島県には、歴史ある文化や建築物がたくさんあります。次世代への継承や新たな創造力を育むために、学生が主体となって参加できる取り組みは素晴らしいですね。今後も地域を盛り上げる事業のひとつとして成長していくでしょう。
広島県の魅力である建築設計をはじめ、若者を中心に地域活動がより活発になっていくと良いですね。