広島は、機械加工工業も盛んで、様々な加工が広島県内の各所で行われています。その中でも特に盛んな加工技術の一つが今回紹介する切削加工です。広島県でも切削加工を行っている企業は多く、今回はその中でも特徴的と思われる企業にフォーカスして解説します。さらに切削加工の種類についても見ていきましょう。
広島県の特徴的な切削加工をする会社
広島県で特徴的な切削加工をする会社として、マグネシウムなどの切削加工が得意な会社があります。マグネシウムはマグネシウム合金として精密部品に多く用いられている金属です。そのため、この加工を手掛けられるということは、それだけ精度の高い加工を行っているということが言えます。切削加工の機器を使用しつつ、柔軟に熟練工による手作業をミックスしながら加工しているのが特徴です。また、他にも特徴的な企業として、切削加工会社を相手にしている会社があります。切削工具の再研磨や加工を行い、切削加工会社の工具をメンテナンスしており、広島県内だけでなく中国地方から依頼がきます。
切削加工の種類は？
切削加工には3つの種類があります。まず、旋盤加工は旋盤と呼ばれる機械で加工物を回し、削るために用いるバイトと呼ばれる切削工具に当てて加工します。丸物加工と呼ばれることもあり、丸形状に加工されていくのが特徴です。次にフライス加工があります。これは切削工具を回転させる、旋盤とは逆の切削加工です。主に角のある部品へ加工していきます。
穴をあける専門の切削加工！穴あけ加工も紹介
穴あけ加工もあります。穴あけ加工は、ボール盤と呼ばれる機器を使用して加工物に穴を開けたり、穴を広げたりできる工具です。穴あけに特化した切削方法であり、精度の高い穴あけが可能になります。さらにボール盤の操作を工夫してねじ切り加工や加工した箇所をすべらかにするリーマ加工も穴あけ加工でできる切削加工です。このように様々な切削加工を組み合わせて設計した製品を加工していきます。
