ブロイラーとは?
ブロイラーとは、食用の鶏を指します。品種とは別物です。ブロイラーは成長が早く、50日飼育すれば2.5kgまで成長。2.5kgの体重があれば、出荷は可能となります。日本で大昔から飼われている鶏の場合、出荷できる体重に育てるには100日はどうしてもかかります。ブロイラーは半分の日数で成長するため、サイクルを早めることもできるでしょう。
しかし、最初から成長が早かったという訳ではございません。当初は飼育するまでに、70日もかかったということです。70日も早いのは早いものの、十分とは言えません。改良に改良を重ねて、ようやく50日まで短縮できるようになったのです。
ブロイラーが飼育されている場所
ブロイラーが飼育されているのは、窓がない鶏舎がほとんど。千葉の養鶏場も、例外ではございません。「窓がない所で育てるのは可哀想」という意見もあるでしょうが、大きな勘違いです。養鶏場は空調がばっちり聞いており、中にいるブロイラーは快適そのもの。
しかも一羽一羽ゲージに入れられているのではなく、平飼いで飼われています。鶏舎内であれば自由に動けますので、乱暴な扱いはしておりません。そもそも乱暴にブロイラーを扱うと、品質が落ちてしまいます。得になることは、何一つありません。
ブロイラーの出荷
千葉のブロイラー出荷は、卵の時点から始まります。有精卵を徹底的に管理して孵化。生まれたヒヨコは徹底した管理の元で、育てます。ブロイラーが育つのは50日後になりますが、早い所なら46日で出荷する場合も。
出荷されたブロイラーは工場に送られ、徹底した管理の元で食肉へ加工。場合によっては、手作業で加工にあたることも。徹底した検査をパスした肉だけが、食卓へと運ばれるというわけです。
味に差が出て来る
ブロイラーは、どこで育てられたかによって味は変わります。「どこの鶏肉も同じ」という意見も出て入るものの、実際に食べ比べてみると一目瞭然。肉のしまり具合から、味の濃厚さも違うのです。
外れがないのは、餌に力を入れている養鶏場でしょう。鶏肉の味を左右するのは、餌が大きく関係しています。餌にこだわりのある所で育てられた鶏の味は、とても美味しいのです。