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車所有率が高い長野

長野は、本州のほぼ中央に位置し総面積の8割を山地が占める山岳県です。長野県の周囲は標高3,000メートルクラスの山が連なり日本のやねとも呼ばれます。県内には国宝の善光寺や松本城などの観光名所が多数あります。また、多くの県と隣接していることから、多数の観光客が訪れる地域です。

車所有率が全国上位となる長野

長野県も、年々人口減少が深刻な問題となっています。地域の特性上公共交通機関が都心ほど発達していません。このことから、長野での車所有率は全国上位です。車所有率が高い長野では、一人一台の車を所有していると言っても過言ではありません。長野では公共交通機関を利用しての移動も可能ですが、本数が少ないなど不便が多く大部分の人が車移動を選択しています。このことから、高齢者を含め交通弱者の増加が深刻な問題となっています。

高齢化が深刻な地域での移動手段には元気な高齢者の活躍が検討される長野

長野では人口減少と共に高齢化が進んでいます。特に、中山間地域、過疎地域では公共交通機関の維持が困難になり廃止につながっています。生活が不便になると人口減少にもつながります。公共交通機関の衰退が、地域社会の衰退にもつながっているのです。生活に必要な公共交通機関の確保は重要です。過疎が進むことで地域社会が小さくなり交通弱者の増加にもつながります。地域社会が小規模になった場合、住民の移動手段の確保は必須です。長野では、小規模な地域での交通需要に対し元気な高齢者の活躍を検討しています。

車所有率が高い地域では環境面の不安などを多く抱える

車所有率の高い長野では、温室効果ガス排出量も全国平均を大きく上回っています。これは、化石燃料への依存や地球温暖化への懸念にもつながります。将来的に温室効果ガスの排出量削減、環境負担の少ない交通を実現することが目標です。移動手段が限られる地域では車での移動手段に依存している部分が多いことなどから、将来への不安や今後の課題など多くなっているのではないでしょうか。