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厳しい介護を少しでも和らげる方法

・10年前の事件からわかること
10年以上前の話になります。京都で、認知症の母親を当時50代の息子が手にかけた事件がありました。父親は既に他界しています。生活が非常に苦しいため介護サービスは受けられず、他に頼る所もありません。本来は絶対にあってはならないことですが、当時息子の心境を考えると心が辛くなります。
事件は京都だけではなく、全国各地で発生しています。事件を起こすのは極一部の人だけですが、介護に少しでも関わっているのなら、他人事ではありません。


居宅介護事業所を利用してみる

「もしも」と言い出すときりがないのは、重々承知の上です。でももっとうまく介護サービスを使ってくれていたらと、考えずにはいられません。
例えば「居宅介護事業所」です。ケアマネージャーが駐在している事業所で、利用者の状況に応じて適切な介護方法を提示してくれます。なお基本的に利用料はかかりません。介護保険をきっちり支払っている人であれば、介護保険料で賄うことができるからです。介護保険料を滞納している人の場合は1万円ほど、料金がかかります。

事業所を選ぶ方法

居宅介護事業所の利用を考えているのなら、近くにあるかどうかがポイントです。安曇野にお住まいならば、安曇野にある居宅介護事業所を使うのがベスト。探せば安曇野以外にも事業所がありますが、遠く離れてしまうと万が一の時もすぐに駆けつけることはできません。
また事業所を探す際には、市の介護保険課か地域包括支援センターに向かいましょう。介護保険課では、事業所のリストが入手できます。ついでに事業所入所に関する手続きについても、問い合わせるようにしたいものです。

ケアマネとの相性も重要

そして忘れてはならないのが、ケアマーネジャーとの相性でしょう。仮に超優秀なケアマネージャーが担当することになっても、相性が悪ければどうしようもないのです。
もし相性が悪かった場合、担当を変えてもらうことができます。相性が悪い人と一緒にいるのは、誰でも嫌なものです。ストレスにならない方法で、うまく事業所を利用するようにしましょう。