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【鹿児島のIPM】県一丸となって取り組む農業事情

北海道に次ぐ農業大国

鹿児島県は今や、北海道に次ぐ農業県と言っても過言ではありません。
すでに2020年の農業産出額のランキングを見ても、2位に輝いています。
実はすでに2017年の段階から農業産出額は2位に鹿児島県は入っており、2019年にはお茶の産地で有名な静岡県を抜いて1位になるなど、その勢いが伺えると思われます。
なぜここまでの成長を遂げることができたのでしょうか。

IPMの取り組みによる成果

成長を手助けした取り組みとして、IPMという方法があります。
IPMとは、日本語に訳すと総合的病害虫・雑草管理というようですが、これだけではわかりませんよね。
IPMとは要は、農薬だけを使って作物を育てるということや、有機栽培だけでやるということではありません。
ネットで作物を守ったり、作物に寄生する虫を食べる虫を育てたり、農薬も散布しすぎない方法を虫を使ってできないかを考えたりと、作物を守る手段はたくさんあります。
それらを組み合わせて作物を守っていこうと言った考えが、IPMとなるわけです。

こうした取り組みは品種によってもバラバラなのでその品種を単純に守るだけでなく、その地域の生態系を守りながら行うので、地球に優しい取り組みでもあります。
鹿児島県では長くIPMの取組を行っており、その成果が生産量の増加としてどんどんと出てきているのです。
こうした取り組みは現在鹿児島県だけでなく、全国規模にまで発展しているようです。

県一丸となって取り組む農業

鹿児島県では、PRキャラクターを作って配ったり、動画を作ってインターネットに流す活動や、テレビでも取り上げて農業の活発化を使用としています。
こうした県民の意識を変えようとしたことによって、農業に関わる人も意識が変わって生産量などのアップにつながったのではないでしょうか。
たしかにIPMの取り組みは素晴らしく、それ単体でも効果があると思われます。
しかし、県民一丸となるなどの全員で行動を起こせば、産業産出額2位になるなどの結果が生まれるのではないでしょうか。